某メーカーの期間工では物流工程に配属されていましたが、本当に地獄でした……
トリムのほうが100倍マシ!!
もう二度と物流はやりたくない……と思ってしまうほどでしたね……。
小物供給工程は本物の地獄
小物供給はエレカやタグノバといった供給車に汎用台車を何台か連結させて、工程に持っていく作業です。
汎用台車にはフォークリフトスキッドorパレットが載せられ、その上に供給する部品箱が置かれています。
作業としては部品箱ごと供給し、ライン作業者が使い終わった空箱は逆に回収します。
コースは決まっているので、それを一日に決められた回数運ぶという作業です。
キツイその① 制限時間
決められた時間以内に運び切るのはなかなか厳しいです。時間はベテラン作業者でもシビアなので、相当頑張らなければいけません。
工場内はAGVも走っていますし、当然AGV優先で人は譲らなければいけません。他の作業者が居て渋滞が起こっていることもあります。
それでどんどん時間が遅れていく……。
時間が遅れても多少の猶予はあるので、即時ライン上の部品が無くなる……ということはありません。
ライン作業(組み立て)だと、1秒でも取り付けが遅れるとラインが即停止してしまうので、その点は物流のほうが責任が軽いと言えるでしょう。
ただ遅れた分は次の作業で取り返さないといけません。ですが事実上それは不可能です。ベテランが全速力でやりきってギリギリな制限時間設定なので、仮に取り戻せたとしても数秒程度です。
仕方ないので遅れたまま次のオーダーを走り、周回遅れ未満なら誤差なので一人でがんばります。
周回遅れ(制限時間と同じだけの遅れ)が出たらリリーフマンに一回分フォローしてもらってチャラという流れですね……。
それを何日も……いや、一日のうちに何度もフォローしてもらっているとリリーフマンの期限も悪くなっていきます。
キツイその② シンプルに重い!
自動車部品ですから大きいものもあります。足回り部品などは特に重い……。
労災防止の為、持っていい箱の数は決められています。
それを守れば当然持てるけど、一個一個入れているとそれもまた時間がかかってしまう。
だからルール違反して何個か一気に持ったりするしか無いんですよね。そもそもベテラン作業者も無視しているし、こういう細かいルールを守っていたら絶対に間に合いません。
私も違反してましたが、それでも毎回遅れていましたから。ただ守らないともっと遅れていたのでこればっかりは仕方なかった。
キツイその③ 大きくて重い部品を肩の上まで持ち上げる必要もある!
部品によっては部品棚が肩の上の高さまである場合もあります。
重たい物って、手を下げれば持てても肩の上の高さまで持ち上げるのはかなり力が必要ですよね?
それを日に何個も持ち上げなければいけないので、大変大変……。
極めつけは狭い!!大きな部品ほど場所を取るので、部品棚同士が密集してるんですよね。
だから多少無理した体制で思いっきり力を入れなければいけないこともしばしば。
話を盛らずに書きますが、毎回全力疾走しているようなイメージです。
これで痩せないほうがおかしい。
物流も工程によっては楽らしい
物流も配属される工程によってはすごく楽だと言う話は聞きますね。
それは汎用台車ではなく、棚台車と言って台車そのものが部品棚になっており、台車単位で交換するだけなので楽なのです。
部品箱を一個一個直接供給していく作業とは違うので、楽は楽だと思います。
ぶっちゃけるとそういう工程は決して少なくありません。だから物流は楽というのも半分は正解なのですよね。
でも私のようにハズレ工程になる可能性も決して少なくない。半々くらいはあると思うので、覚悟が必要かもしれません。
あまりに遅いとマンツーマン指導(監視)がある
私は頑張っていたつもり(手を抜いていたことはない)ですが、要領が悪くて結構作業が遅かったんですよ。
一日に何度もリリーフマンにフォローに入ってもらっているもんだから、リーダーがずっと私の作業観察をするようになりました。
それも入ってすぐとかじゃなくて三ヶ月とかそれくらい経った後にですよ?
そこで少しミスが有ると逐一指摘もされるし……仕方のないことですが、なかなかに苦痛でした。ホントにノイローゼになるかと思った……
それが二週間くらい続いたのかな??
その時辺りに契約更新の有無を聞かれたので、これをいつまでも続けられてはとてもじゃないけど精神が持たないと思い(笑)、更新無しでお願いしました。
それからすぐ新人の方が入職してきて、私の作業観察をしていたリーダーはその方の指導に入ったので解放されましたが(笑)
そもそも、私が新人の頃は別のリーダーに指導してもらってました。その方はリーダーとしては新人だったから(?)、正直教え方も上手くなかったです(笑)というよりは、突き詰めて言えば作業内容なんて部品棚に部品箱を入れるだけですから、教わることも殆どない。
ただ、細かいことはある。狭い場所での重くて大きい部品箱の持ち方だったり、供給車の止める位置、作業動線等。
厳しかったですが後から来たリーダーにはこれらを教えていただきました。
新人の入職者の方も厳しく作業指導されていました。その方も「厳しいから三ヶ月で辞める」と言っていましたが、まぁ仕方ないですね。
経験の浅いリーダーに比べると細かいことまで指導してくださったのですが、言い方を変えればうるさいので、精神的にもキツイことはありました。
まぁこれは物流だから……というより、職場のリーダーの人間性の問題なので、物流工程でも当てはまらないときもあるし、物流以外でもこういう人はいるかもしれない。
全力を出していたのに「手を抜いているのかと思った」と言われたことは今でも忘れませんが(笑)、パワハラではありませんし、流石に明らかなパワハラをされることはほぼ無いと思いますよ。
とにかく、物流工程に配属された方は頑張ってください!!