一生非正規でいるつもりの私ですが、期間工はある程度の年齢で卒業し、介護の派遣をやりたいと思っています。
期間工とは比にならない過酷な労働環境であることは理解しているつもりですが、直接的に人の役に立てる仕事、社会貢献が出来るお仕事をしたいと思うようになったからです。
ただ、待遇面でなかなか納得できる求人がないためある程度の蓄えを期間工で作っておきたいという考えから、今すぐの転職というのは考えていません。
具体的にいつというのは決まっていませんが、そのうちやりたいと考えています。
あえて派遣を選ぶ理由
まず介護という職種を選ぶ理由については、先述したとおりです。
直接人の役に立てるお仕事、社会貢献がしたいと思うようになったからです。
その上で介護というのは無くならないお仕事だと思っています。介護士の需要がなくなるというのは少なくとも私が生きてる間には起こり得ないでしょう。
つまり非正規であっても50代でも需要があり就労可能な職種であると思っているので、これも理由です。
そしてなぜ正規職員を目指さないのかという点については、他記事でも何度か書いたことがあるように、現場の正社員になるメリットが少ないからというのがあります。
私は外食チェーンを正社員で働いていたことがありますが、旨味が少ないのですよね。残業がなければ手取りは16万(総額20万)程度。これって、フルタイムのアルバイトなら時給1200円ほどの感覚です。
時給1200円でクレーム対応をしたり、店舗の数値管理を任されます。
時給1200円のバイトなんて今の時代山ほどあるのに正社員という名前が付いただけで背負わされる責任が大きくなります。「これじゃあ割に合わないな」と思いました。
介護職のお話を聞いても、サービス残業は当たり前だとか、そんな話もたくさん耳にします。
派遣社員は良くも悪くも派遣会社が中に入っており、あくまでも他社の人間です。残業など賃金については正規職員以上に厳格に管理する必要があります。
つまり基本的にサービス残業させられることがありません。
このような点から考えても、派遣社員として働くほうが私にとってはメリットが大きいと感じ、正規雇用ではなく派遣を選びたいと思いました。
一生期間工は体力的にもムリ！
某メーカーの物流工程で働いていたとき、40代の派遣の方がいました。
私は20代でしたがあまりにもキツくて既に今の契約期間で満了することを伝えていました。
同じ班の方だったので「私もうすぐ辞めるんです」という話をしたとき、話の流れで「●●さんはこのお仕事キツくないのですか？」と聞いたのですが、
「キツイに決まってるじゃん！俺なんてもう歳だしさ、本当に毎日ヘトヘトだよ……でも仕事を選べる歳じゃないから……」というお話をいただきました。
その方は正社員型派遣(無期雇用派遣)で派遣会社の正社員なので3年以上働けます。
それでも体力的にもずっとは続けられないでしょうし、いつまでこの仕事を続けて、そして次の仕事はどうするのだろう……という疑問が湧かずにはいられませんでした。
知識も技術も経験も身につかずに歳だけ取るのは相当悲惨
期間工で特別なスキルが身に付けられるかと言われるとなかなか厳しいものがあります。
フォークリフトの免許を持っている方がフォークを使う工程に配属されて、ペーパーを脱出して他社でも通用する人間になったというのは何度か耳にしましたが、正直なことを言えば、このレベルのスキルが限界でしょう。
他に身につけられるスキルもあるかもしれませんが、それはありふれているものであり、特別なものではない。
だから歳を取り体力が衰えたらポイッと捨てられやすいのです。少子化が進み、若者が減るとそのボーダーは上がって40代後半でも採用増の傾向はあるかもしれませんが、自動化も今より進むと言われているので、結局期間工では50歳以上は採用しないというトレンドは変わらないと思います。
こうなると悲惨で他に雇ってくれる業種や職種も少なそうです。
将来設計のための期間工にして下さい
正社員に旨味は少なく、賃金や待遇面を考えると期間工という選択肢は十分魅力的です。
しかしそれは一生という意味ではありません。
資格を取るなり、貯金をするなり、正社員を目指すなり、様々あると思いますが、ギャンブルやゲームに課金して今を遊ぶだけの金を稼いで終わりではちょっと残念です。
そんな過ごし方をしたからといってすぐに将来設計が狂うわけではありません。ただ、それが何年も続くようなら相当悲惨です。
駄目と言うつもりはないですが、経験も知識も得られていない数年というのは本当にただただ悲惨なのです。
とりあえず私自身も気を引き締めて、今からでも出来ることをやっていきます。
ちなみに、一生非正規はおすすめしないよ（笑）
一生非正規でいるつもりの私ですが、他人にはおすすめしません（笑）
ある程度の年齢になったら現場から離れられるor比較的ラクな作業をさせてもらえる正規雇用のほうが間違いなく安心できます。
ただ、責任も重くなるし、収入面で言えば期間工ほどの収入もないかもしれません。そこがやはりネックですよねぇ。