40代、50代は厳しくなってきているのかもしれない

派遣会社の営業担当と話す機会があり、最近は若い人の応募がかなり多いということを聞きました。

期間工や派遣工は若い人が優先で採用されるので、40代(特に後半)や50代はかなり厳しいみたいです。

私がトヨタ期間工をしていたときはちょうど40歳で入職してきた方もいたのですが、働いている間(3年満了内)に40代後半になってしまう方はNGになりやすいということでした。

目次

若い人の応募はなぜ増えているのか

基本的には日本の給料が安いからでしょう。

非正規は責任が少ないから

他の職種と比較すると、期間工や派遣工は給料が高めです(期間工や派遣工は厳密には職種を指す言葉ではありませんが)。

私も飲食店時代より随分収入が上がりました。

飲食店で正社員をやっていた頃は、クレーム対応もやらなきゃいけなかったし、店舗の売上やシフト管理など、責任がとにかく大きかった。

今は責任が少なくなって、それで給料も上がっているのですから、嬉しいものです。

下手な正社員より給料が高いから

無論、非正規=給料が高いではありません。昇格も無いですから。

こればっかりは正社員のほうが高いと言えるでしょう。一般論ではね。

しかし正社員でも役職のない平社員とは給料も大差がなく、場合によっては非正規のほうが多いことも多々あります。

それに、サービス業など生産性が比較的低いと言われている業種からの転職では、役職者よりも給料が高くなるケースがあります。飲食から製造に移った私のように。

あとは良くも悪くも「非正規が当たり前になってしまった」というのは大きいのかなと思います。

非正規が当たり前になったことで非正規雇用が恥ずかしいものではなくなったから

私自身も20代なのでこの価値観を持っているのですが、今や非正規は恥ずかしいものではないんですよ。

現在では約40%の人が非正規労働者という現実もあります。

出典:労働力調査(基本集計) 2023年1月分

上記の資料によると非正規労働者は2133万人で割合は37.4%です。

約4割が非正規労働者なので、あちこちに非正規労働者が居ます。

私は父から「正社員の職に就け!」とよく言われるのですが、父くらいの年齢の方には

「非正規雇用なんて恥ずかしい」

という価値観があるんだと思います。

40代、50代はどうするべきか

フォークリフトやガス溶接の免許を持っている人は採用される可能性が少し上がるそうです。

ただ、それでもまだ厳しくて実務経験が重要みたいですね。

実務経験があれば採用確率はぐんと上がるようです。

もしくは、時給が比較的低めな中小企業を狙ってみるのも一つの手だと思います。

若い方は今のうちからキャリア設計を真面目に考えたほうがいいです(ガチ)

話は変わるんですが、ChatGPTというAIをご存知ですか?

対話型のAIで、どんな質問や要望にもそれに応じて回答してくれるAIです。

自然な回答をしてくれるので、今までにもあったiPhoneの「Siri」とは全然違いますよ!

プログラミングや論文なども得意みたいですね。

こういうAIの登場で、プログラマーなどIT系の職種や事務職などはほぼ人が要らなくなると言われています。

AIの発達は急速で、人員の削減も急速に進むかもしれません。

ブルーカラーは比較的、自動化などには時間がかかりそうですが、ホワイトカラーの失業者が殺到する可能性もあり、期間工や派遣工の応募も殺到する可能性があります。

そうしたとき、現役の期間工や派遣工は期間満了後に何が残るのか。

どんなスキルや知識を手に入れて、次にどんな職業に就けるのか。

今の段階から考えていかないといけません。

良くも悪くも、今の日本は少子高齢化で、人手不足と言われていますが、今後は仕事に就きたくても就けない時代が来てしまうかもしれません。

仕事やりたくない!なんて言っていられるのは実は今のうちかもしれず、、、ということです。

期間工や派遣工の強みは、なんと言っても若さです。40代、50代になったときにその武器はありません。

どんな武器を用意しておくのか、今のうちからよく考えておかないといけないな……と思いました。

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